Images courtesy of Aesop (Photography by Norihito Yamauchi)

イソップの南青山店が移転オープン　戦後モダニズムの集合住宅から着想した店舗デザインに

Images courtesy of Aesop (Photography by Norihito Yamauchi)

　「イソップ（Aēsop）」が、南青山店を9月1日に移転オープンする。なお、現南青山店は7月16日に移転に向け閉店した。

　新たな南青山店は、JP南青山ビルディングの1階に出店。設計はこれまで渋谷店や河原町店でコラボレーションしてきたトラフ建築設計事務所と共同でデザインし、青山の地に散見される戦後モダニズムの集合住宅のエッセンスを落とし込んだ。敷地のスケール感や、自然光が窓から差し込む陽光豊かな表情を生かし、居心地がよく心安らげる家庭のような空間に仕上げたという。

ADVERTISING

　店内には、1960年代から1970年代にかけて使われていた家庭的な木製家具に着想を得た棚、テーブル、キャビネットをそれぞれ独立した"置き家具"として設置。いずれもパイン材を削り、エッジの曲線といったディテールをていねいに施した。サイザル麻のカーペットを敷いたフロアは、疲れた足をやわらかく受け止めるといった思いも込めている。

　窓に面するコーナー部分に配置された4つのシンクでは、優しい水の流れとともに、スキンケアやヘアケア、ボディケア、ホームアイテムを提案。店内奥のプライベートなエンスイートシンクでは、自宅のバスルームでくつろぐようにアイテムをじっくりと試すことができる。ヴィンテージの木製チェアや、オードパルファムを収めたアルミニウム製のフレグランスアルモワールも設置し、街の喧噪から離れて憩いを感じながらアイテムの魅力を楽しむことができる。

最終更新日: 2024年09月04日