古着屋「bright young things」が新卒採用を続ける理由

プロフィール:眞舩 啓伍(まふね けいご)「DYLAN」ストア マネージャー。2021年に入社。アルバイトの販売員を経て、2025年より現職。店舗の統括や後輩育成などに携わっている。

プロフィール:眞舩 啓伍(まふね けいご)「DYLAN」ストア マネージャー。2021年に入社。アルバイトの販売員を経て、2025年より現職。店舗の統括や後輩育成などに携わっている。

プロフィール:眞舩 啓伍(まふね けいご)「DYLAN」ストア マネージャー。2021年に入社。アルバイトの販売員を経て、2025年より現職。店舗の統括や後輩育成などに携わっている。

個性やファッションへの情熱を活かしながら働ける場として人気の古着業界ですが、新卒採用を行っている企業はまだ多くありません。
そんな中、下北沢で古着屋「ALASKA」「DYLAN」「JARMUSCH」を運営するbright young things株式会社は、従業員数30名ほどの小規模な体制ながら、約10年前から新卒採用を継続して行っています。
今回は、店舗マネージャーの眞舩啓伍さんに、新卒採用を始めた背景や選考の視点、働く環境について話を伺いました。
<目次>
10年前から新卒採用を開始。25卒は5名を採用
ー25卒の採用実績はいかがでしたか?
25年卒では5名を採用しました。26年卒については、すでに3名の内定者がいます。採用数の上限は決めていないため、今後も新卒採用やアルバイト採用を柔軟に進めていく予定です。
ー古着屋ではアルバイト採用が主流かと思いますが、新卒採用を始めたきっかけについて教えてください。
bright young thingsでは、約10年前から新卒採用を行っています。きっかけは、服飾専門学校出身のスタッフがお世話になった先生とのご縁でした。そこから継続的に新卒採用を行っています。
ー在学中にアルバイトとしてスタートし、卒業後、能力や適正をみて契約社員?正社員に昇格するとお聞きしました。昇格の基準は?
明確な基準は設けていません。スキルの高さよりも、遅刻をしない、仕事に真摯に向き合っているといった、日々の姿勢や信頼感を大切にしています。本人の意向や店舗マネージャーとの面談を通じて、総合的に判断しています。
ー契約社員から正社員へ。その後のキャリアパスについて教えてください。
まずは店舗スタッフとして経験を積み、店長(ストア マネージャー)へとステップアップします。その後のキャリアは希望によってさまざまです。各店舗を統括するゼネラル マネージャーや、オフィスでの管理業務を担うオフィス マネージャー、倉庫業務や古着の仕入れに関わる職種など、多様な道が開かれています。

ー新卒採用で特に見ているポイントはありますか?
先ほどもお話ししたように、基本的な挨拶や礼儀、相手への思いやりがきちんとできているかどうかを重視しています。これは新卒採用に限らず、全ての採用において大切にしている姿勢です。
その他は、自分の考えや価値観をしっかりと伝えられる人は魅力的に映ります。また、新しい体験を楽しめる好奇心旺盛な方も歓迎です。日々の出来事をポジティブに捉えられる人は、現場でも自然といい影響を与えてくれています。
ー実際に店頭で活躍している人には、どんな共通点がありますか?
来店されたお客様に、純粋にこの時間を楽しんでほしいという思いが強い方が活躍している印象です。洋服だけでなく、音楽や映画など他にも好きなことがある人はお客様との会話を楽しめます。店頭でのいい雰囲気は周囲にも連鎖するので、結果的に店舗全体が明るくなります。
一人ひとりの声が職場を進化させる
ーbright young thingsで働く魅力はどんな点にありますか?
やりたいことがあれば、それに応じて新しい仕事を作るなど、柔軟に対応できるところが魅力です。例えば、カメラが好きなスタッフには、 ECサイトの撮影業務に挑戦してもらうなど、個人の興味や強みを活かす場面を意識的に作っています。スタッフには、「最近どう?」といった声かけをこまめに行い、日々のコミュニケーションを大切にしています。
ー社会保険の制度も整っていると伺いましたが、前回のインタビュー以降に新しく導入された制度などはありますか?
以前は、夏季?冬季休暇として有給を取得してもらう形式でしたが、スタッフの提案をきっかけに、現在はそれぞれが好きなタイミングで休暇を取れるようになりました。
私も店舗にいる時間が少なくなると、現場で抱えていた違和感や課題感を忘れてしまうこともあります。だからこそ、現場にいるスタッフが「もう少しこうしたほうがいいかも」と気づきを発信してくれることで、「確かにそうだよね」となることも少なくありません。スタッフ一人ひとりの気づきが改善のきっかけになるので、その都度、制度や運用の見直しを進めています。
ー産休や育休の制度についてはいかがですか?
まさに今、そうした制度づくりに取り組んでいるところです。社長の今澤自身も子どもを育てていることもあり、子育てへの理解がある職場です。実際、オフィス マネージャーは今年4月に産休と育休を経て復職したばかり。「子どもの急な体調不良で仕事を休むときにも、職場の理解があるので助かっている」と話していました。
最近、結婚したスタッフも増えてきたので、男性社員の育休制度にも柔軟に対応できるよう、仕組みを整えていきたいです。

ー古着屋で働くというキャリアを考える上で、学生に向けて伝えたいことは?
古着に限らず、何かを好きという気持ちに自信を持ってほしいです。古着屋には、同じものが好きな人が自然と集まってくるので、その中で自分の個性や表現力を活かすことができれば、より豊かな働き方ができるのではないでしょうか。
私自身、古着屋以外にもさまざまな仕事を経験してましたが、無駄なことは一つもありませんでした。どんな経験でも学びや気づきがあって、それが今後の自分を形作ってくれると思います。知らない世界に飛び込むことも、自分を成長させてくれる大きなきっかけになります。
社会性を育てる職場へ
ー今後、bright young thingsとして、さらに強化していきたい価値や目指す方向性について、教えてください。
今澤(代表):最近では、面接の無断欠席など、基本的なコミュニケーションが成り立たない場面が増えてきたと感じています。それは、想像力や相手への思いやりが欠落してきているということ。SNSで誰かをフォローから外すように、会社でさえも自分には関係ないと簡単に距離を置いてしまう。壁の向こうに人がいることがわからない。何かをする際には、必ず誰かが待ってくれているというのが想像できないのでしょう。
会社の規模を大きくする以前に、まずは社会性を身につけるための会社の教育の土台を作ることが必要だと感じています。学生が十分に社会性を学ぶ機会を持たずに社会に出てきた時に、会社として社会性を育てていく役割を果たさなければならない。
一つの共同体に属する以上、どんな人ともある程度うまく付き合うコミュニケーション力や多少のストレス耐性、他者への共感力といった社会性を育むことに今後より力を入れたいと思っています。特に弊社は、古着屋という業態にしては珍しく接客に注力しており、自店以外のスタッフと関わる機会が多いため、アルバイトでも社交性が必要になります。今後、そういったことに気が配れない人間ばかりになると、AIで事足りる仕事がほとんどになってしまう。私はそういう社会にしたくないんです。
また、相対的な良し悪しで環境や評価に左右されるのではなく、普遍的に「自分はこれが好きだ」という気持ちを仕事の原動力にすることも大切です。古着というプロダクトだけでなく、音楽や芸術、家具などでも構いません。そういった文化も古着屋というものに含まれています。強い思いを持って歩める方とぜひ一緒に働けたらうれしいです。
最終更新日:
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