ミュウミュウ勢い衰えず ラグジュアリー市場逆風もプラダグループは増収

「ミュウミュウ」2025年春夏コレクションより
Image by: ?Launchmetrics Spotlight

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ミュウミュウ勢い衰えず ラグジュアリー市場逆風もプラダグループは増収

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プラダグループがミラノ時間7月30日に発表した2025年度上期(2025年1?6月)の売上高は、前年同期比9%増の27億4000万ユーロ(約4676億円)で着地した。大きく伸長したのは「ミュウミュウ(MIU MIU)」で、同49%増収。ラグジュアリー市場に逆風が吹く中、ミュウミュウは93%増の大幅伸長を記録した前年上期に引き続き2桁増を達成した。
グループの純利益は同1%増の3億8300万ユーロ(約654億円)だった。全地域で成長を達成したが、ミュウミュウに関しては全カテゴリーかつ全地域で高い支持を獲得。世界各地のヴィンテージショップやマーケットから厳選したアイテムをミュウミュウの美学に基づいてリメイクするプロジェクト「Miu Miu Upcycled」、オリジナルアイテムにカスタマイズできる「Miu Miu Custom Studio」、スポーツウェアからインスパイアされた2025年春夏コレクションの「Gymnasium」などのプロジェクトが話題を集めたほか、文芸クラブといったコミュニティ形成も注目された。一方、「プラダ(PRADA)」の売上高は同1.9%減と微減で推移。「チャーチ(Church's)」は同4%増、洋菓子店「マルケージ 1824(Marchesi)」などを含むその他の部門は10%増だった。
フ?ラタ??ク?ルーフ?会長兼エク?セ?クティフ??テ?ィレクターのハ?トリッツィオ?ヘ?ルテッリ(Patrizio Bertelli)は上期の実績を「当社業界では前例のないほど困難な環境下での結果」と位置付け、「私たちは常に長期視点を維持しつつ、状況を踏まえた戦略的アプローチを続けます。製品と顧客体験に注力すると同時に、ものづくり能力と組織をさらに強化してまいります」とコメントした。
※前年比実績は為替変動などの影響を除く
※1ユーロ=170.6円
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