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ジェントルモンスターなど展開「IICOMBINED」の新社屋と旗艦店が融合した“未来のリテール”誕生

新ブランドやティーハウスも登場

左:ハウスノーウェアソウル外観、右:1階プロジェクトスペース

左:ハウスノーウェアソウル外観、右:1階プロジェクトスペース

Image by: FASHIONSNAP

左:ハウスノーウェアソウル外観、右:1階プロジェクトスペース

左:ハウスノーウェアソウル外観、右:1階プロジェクトスペース

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ジェントルモンスターなど展開「IICOMBINED」の新社屋と旗艦店が融合した“未来のリテール”誕生

新ブランドやティーハウスも登場

左:ハウスノーウェアソウル外観、右:1階プロジェクトスペース

左:ハウスノーウェアソウル外観、右:1階プロジェクトスペース

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 「ジェントル モンスター(GENTLE MONSTER)」や「タンバリンズ(TAMBURINS)」などを展開するアイアイコンバインド(IICOMBINED)が、自社が展開する5ブランドのショップと同社の新社屋が融合したリテールストア「ハウスノーウェアソウル(HAUS NOWHERE SEOUL)」を9月6日にオープンする。オープンに先駆け、メディア向けにその全貌が公開された。

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想像してきた“未来のリテール”を具現化

 ハウスノーウェアソウルが誕生したのは、韓国トレンドの発信地ソンス(聖水)。情報解禁前からSNSで話題を集めてきた、地下1?5階、地上1?14階建てのユニークなヴィジュアルの建築は、ソンスの新たなランドマークとして存在感を放つ。1?3階はショップ、5階がティーハウス、その他のフロアはアイアイコンバインドのオフィスになっている。

 同社は「どこにも存在しない空間」というコンセプトのもと、従来のリテールの固定観念を超えた「Future Retail」という考え方を提示する「HAUS NOWHERE」プロジェクトを展開。ハウスノーウェアソウルは、ソウル?新沙洞の「HAUS NOWHERE DOSAN」、中国?上海、深圳に続く世界で4番目の店舗となる。

 同店のコンセプトは「戻ってきた未来」。同社が擁するブランドのクリエイティビティや世界観を存分に表現することで、“創業当初から思い描いていた未来”を具現化したという。

 店舗の隣には、アーティストのマックス?シーテ?ントーフ(Max Siedentopf)とのコラボレーションで制作したインスタレーション作品「More Is More」を設置。多数の黒いビニール袋が膨らんではしぼむことで巨大な波のようにゆらめき、空間全体が呼吸をしているかのような印象を与える。中央に置かれた老人の像は、生き生きとした眼差しで波の向こうを見つめ、手に握られた金の袋は、好奇心と発見、思いがけない場所で見出される美しさを象徴している。袋の中に何が入っているかは、鑑賞者の想像に委ねられ、人間が内に秘める輝きや驚き、無限の可能性を表現しているという。同作は、ドサン、上海、深圳のHAUS NOWHEREでも展示される。

More Is More

新ブランドからティーハウスまで、全ブランドが揃うショップ空間

<1階>プロジェクトスペース

 1階はプロジェクトスペースとして、同社が擁する5ブランドいずれかの最新コレクションの世界観を打ち出していく。オープン時は、タンバリンズが展開する新作パフュームコレクション「サンシャイン(SUNSHINE)」のポップアップを開催。膝の上で眠る子犬「サンシャイン」の巨大なオブジェや、同店を守る戦士のロボット、「Stray Kids」のフィリックスを起用したキャンペーン映像の上映、サンシャインが来場者と同じ服装に着替えるAI技術を活用したインタラクティブコンテンツを提供する。

子犬やロボットのオブジェは呼吸をするように時々動く。

 同ポップアップでは、限定アイテムとして、犬の足を模したボトルのパフュームやキーリング、パフュームボトルをキーホルダーにして持ち歩けるケースウェアなどを販売する。

 2階に上がるエレベーター前には、アーティストのミリアム?カーン(Miriam Cahn)が同社のために描きおろしたペイント作品を展示している。同社が所有するアートを来訪者と共有することで、同社の価値観や世界観を表現する。

<2階>ジェントルモンスター

 2階はジェントルモンスターの常設ショップに。フロア中央では「未来からやってきた遺跡」をイメージしたというコンクリートのロボットが動き続けており、今年8月に東京?銀座にオープンした「GENTLE MONSTER 銀座フラッグシップストア」と同様の巨人のオブジェも登場。機械的な空間の中で人間の温もりや柔らかさを感じさせる役割を担う。

 フロアの一角では、俳優のティルタ??スウィントン(Tilda Swinton)を起用したジェントルモンスターの最新コレクション「2025 BOLD コレクション」のキャンペーンムービーを上映。同コレクションは、シールド(盾)の構造を現代的に再解釈したブリッジとノーズパッドを排した構造によって「ニューフューチャリス?ム」を提案している。同コレクションは9月5日にオンラインで先行販売後、9月6日同店をはじめ一部のポップアップストアで取り扱う。

<3階>新ブランド「ヌフラット」、タンバリンズ、アティシュ

 3階は、今回初披露された同社の新たなテーブルウェアブランド「ヌフラット(Nuflaat)」とタンバリンズの常設店舗、そして「Stray Kids」のフィリックスが着用し話題を集めたヘッドウェアブランド「アティシュ(ATiiSSU)」の2店舗目となる常設店舗を揃える。

??ヌフラット

 ヌフラットは、「DRESS YOUR TABLE」をスローガンに掲げ、ファッションオブジェとユーティリティの境界を取り払ったアートピースのようなテーブルウェアを展開。ファーストコレクションでは、手を添える位置に赤いネイルチップが配された「ネイルコレクション」をはじめ、持ち手がビスケットになったカトラリーや靴を模したミートハンマーなどユニークなデザインのアイテムを幅広くラインナップする。

??アティシュ

FASHIONSNAP

 「A Timeless Issue」をブランド名の由来とするアティシュは、ひっくり返されたソファなど、鑑賞者が立ち止まり疑問を持つような店舗空間を表現した。

 店頭では、新ライン「TRACKER コレクション」が登場。キャップとニットの組み合わせや、ヘッドウェアにニットグローブやスカーフを融合させたデザインによって、未踏の地を切り拓いてきた探検者の視点を表現したという。

??タンバリンズ 

 タンバリンズの常設エリアでは、アイテムをフルラインナップで展開。店頭にはミニサイズの「サンシャインオブジェ」も。

<5階>世界初「ヌテ?イク ティーハウス」

 5階には、デザートブランド「ヌデイク(NUDAKE)」の初のティーハウス「ヌデイク ティーハウス(NUDAKE TEA HOUSE)」のカフェスペースとショップを開設。オリジナルティーを中心としたヌデイク初の試みで、華やかな香りのティーやティーカクテルとデザートのペアリングを味わうことができる。

ヌデイク ティーハウス行きのエレベーター

 ティーハウスのカトラリーにはヌフラットのアイテムを採用。ショップスペースでは、オリジナルボックス入りのティーバッグが購入できる。

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??ヌデイク ティーハウス

基本予約不要。満席時はその場で予約システム(韓国のレストラン予約アプリ「キャッチテーブル」)で予約を取ることができる。なお、プライベートゾーンは予約制(キャッチテーブル)。

営業時間:ギフトショップ 11:00?21:00、ティーラウンジ 13:00?21:00

 エレベーターの中の音までSF映画のようなムードが漂う、隅々まで「体験」が設計された店舗空間はまさに同社の真髄。韓国に行くならぜひ訪れたい注目スポットとして話題を集めそうだ。

最終更新日:

??HAUS NOWHERE SEOUL
オープン日:2025年9月6日(土)
所在地: ソウル特別市 城東区 トゥクソム路 433
営業時間:11:00?21:00
公式インスタグラム

FASHIONSNAP 編集記者

橋本知佳子

Chikako Hashimoto

東京都出身。映画「下妻物語」、雑誌「装苑」「Zipper」の影響でファッションやものづくりに関心を持ち、美術大学でテキスタイルを専攻。大手印刷会社の企画職を経て、2023年に株式会社レコオーランドに入社。若手クリエイターの発掘、トレンド発信などのコンテンツ制作に携わる。

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左:ハウスノーウェアソウル外観、右:1階プロジェクトスペース

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