
Image by: カオス
アンドエスティHDグループのエレメントルールが運営するセレクトショップ「カオス(Chaos)」のディレクター 櫛部美佐子が、6月末で退任した。今後の体制や売上目標などについて、エレメントルール 営業本部長の佐藤三奈氏がFASHIONSNAPの単独取材で明かした。
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櫛部は、ブランドが始動した2018年春夏シーズンから約7年間にわたりカオスのディレクターを担当。2022年にはエレメントルール初のメンズブランド「ヒューベント(HUM VENT)」の立ち上げにも携わった。佐藤氏は退任について「ブランドが年月を重ね、転換期を迎えたことで卒業となった」と説明した。
今後の体制については佐藤氏は「特定のディレクターを起用せずに、クリエイティブチームという組織でディレクションをしていく」と語り、ファッション業界での経験が豊富なメンバー3人を外部から招聘しチームを構成するという。ディレクター職を設けなかった理由として「ディレクターが矢面に立ちブランドを引っ張るという形にこだわらなくてもいいと考えた。今後はブランドや商品をより知ってもらえるようにしていきたい」と説明し、新体制の狙いを明かした。
「世界観はぶらさずに、幅広い顧客に向けたアイテムの拡充や、スタイリング提案を推し進めていきたい。これまでは、ディレクターがデザインしたアイテムからコーディネートを設計してきた。これからは、コーディネートから逆算してアイテムをデザインしていく」(佐藤氏)
同ブランドは、これまで通りターゲットを40代から50代の女性をメインに据え、“大人の為の上質な日常着”を展開しながらも、より上質でシンプルなアイテムを追求。定番商品の約半数を素材に着目してアップデートするほか、さまざまなスタイリングに取り入れやすいアイテムを拡充していくという。「店舗数の拡大よりも、客単価の向上をしていけたら」と佐藤氏は語り、新戦略のもと今期はブランド単体で前年比110%超えの年間売上げを見据え、今後5年についても10%前後の成長率を維持していきたい考えだ。
佐藤氏はカオスの今後について「今までの良さを引き継ぎながら、お客様の生活に馴染むような新しいクリエーションを作ってまいります。ぜひ楽しみにしてください」とコメントした。

エレメントルール 営業本部長 佐藤三奈氏
最終更新日:

Image by: カオス

櫛部 美佐子デザイナー インスタグラムより
Image by: 櫛部 美佐子
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