
アントワープ?ファッション?ミュージアムの投稿より
デザイナー集団「アントワープ?シックス(Antwerp Six)」の一人であるマリナ?イー(Marina Yee)が11月1日に死去した。享年67。がんで闘病していたという。
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マリナ?イーは1958年アントワープ生まれ、1981年アントワープ王立芸術アカデミー(Antwerp Royal Academy of Fine Arts)を卒業。同アカデミーのファッション科出身のドリス?ヴァン?ノッテン(Dries Van Noten)をはじめ、アン?ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)、ウォルター?ヴァン?ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)、ダーク?ヴァン?セーヌ(Dirk Van Saene)、ダーク?ビッケンバーグ(Dirk Bikkembergs)らで構成される「アントワープ?シックス」の一人として知られ、1980年代半ばのベルギー発ファッションを業界の最前線へと押し出し、当時のモード界を席巻した。マリナは約10年活動したのち、1988年にグループを脱退。しばらくファッションから離れ、母親となった。1999年ごろからさまざまなプロジェクトに参加するようになり、様々な素材を融合させ再構築する独自のスタイルで創作活動に取り組んできた。2018年には自身が立ち上げたプロジェクト「エムワイ?プロジェクト(M.Y. project)」をライラ トウキョウ(LAILA TOKIO)で世界初披露。ベルギーの博物館アントワープ?ファッション?ミュージアムでは来年3月からアントワープ?シックスの40周年を記念した展覧会「The Antwerp Six」の開催が予定されている。
マリナ?イーの死去は、アントワープ?ファッション?ミュージアムのほか、ブランド公式インスタグラムアカウントでも報告された。公式アカウントでは「慈愛深い母であり、大切な友人であるだけではなく、美しい芸術的魂を持つ人物を失いました。彼女の切なる願いは、今後も彼女のファッションレーベルが継承され、過去20年間アトリエの静寂の中で生み出されたデザインが、今後のレディ?トゥ?ウェアコレクションとして実現されることです」とコメントを寄せている。
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