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ケリングがジュエリー事業強化 大手メーカーRaselli Francoグループを買収へ

ケリングのロゴ

Image by: FASHIONSNAP

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 「グッチ(GUCCI)」などを擁するケリング(Kering)が、ヨーロッパ有数の大手ジュエリーメーカー Raselli Francoグループを段階的に買収すると発表した。まずは2026年第1四半期(1?3月)に株式20%を1億1500万ユーロ(約210億円)で取得し、2032年までに完全子会社化する方針だという。

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 Raselli Francoグループは1969年に設立。最先端の製造拠点と、原材料や貴石の調達から研究開発、デザイン、部品生産、組み立て、品質管理に至るまで、バリューチェーン全体を網羅できる独自の幅広い専門知識を持ち、ジュエリーのプロトタイピング(試作品を作る工程)と製造における専門知識とスキルが国際的に評価されている。鋳造とCNC(コンピューター数値制御)機械加工の両方における熟練度は業界で唯一無二とされ、ハイジュエリーとファインジュエリーの生産にとって重要な資産となっている。

 ケリングとは過去数十年にわたり戦略的パートナーとして関係を築き、「ブシュロン(BOUCHERON)」や「ポメラート(Pomellato)」「ドド(Dodo)」「キーリン(Qeelin)」といったジュエリーメゾンを支えてきた。今回の買収によりケリングの生産能力を強化し、職人技の卓越性をさらに高めていくという。

 ケリングのルカ?デ?メオ(Luca de Meo)CEOは、同グループの買収を「ケリングにとって戦略的な節目」と表現。「当社のジュエリー事業にとって重要な製造能力を確保することで、このパートナーシップは当社のバリューチェーンを強化し、各メゾンの成長を加速させるでしょう。これは、卓越性への揺るぎないコミットメントと、ジュエリーの未来を形成するという当社の決意を反映しています」と続けた。

 Raselli FrancoグループのAndrea Raselli CEOは「ケリングとのこの合意を大変嬉しく思います。これにより、当社は強化され、長年にわたり誇りを持って協力してきたメゾンに、引き続き最大限の能力を提供できるようになるでしょう。家族経営の企業として、私たちは卓越性、革新性、俊敏性といった同じ価値観を共有しており、ジュエリーの未来に貢献するという同じ野心を持っています」とコメントしている。

最終更新日:

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