ADVERTISING

バックステージに潜入 「KEISUKEYOSHIDA」25AWコレクションのメイクをレポート

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

バックステージに潜入 「KEISUKEYOSHIDA」25AWコレクションのメイクをレポート

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

 ファッションとメイクの切っても切れない密接な関係。そんな結びつきの強さがわかるファッションショーのバックステージをレポート。「ケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」2025年秋冬コレクションのバックステージでメイクを担当した「M·A·C(メイクアップ アート コスメティックス)」シニアアーティストの池田ハリス留美子氏に、今回のメイクの特徴と、“真似”できるポイントについてインタビュー。

Image by: KEISUKEYOSHIDA

ADVERTISING

ケイスケヨシダ 2025秋冬コレクション

 今シーズンで10周年を迎えたケイスケヨシダは、東京?池袋にある総合レジャービル「ロサ会館」でショーを開催。ブランド立ち上げ当初からデザイナー吉田圭佑の中に存在していた「孤独感」に向き合い、エレガンスを追求した直近数シーズンと比較すると、より抜け感のあるリアルクローズを追求。これまではドレッシーな素材を採用してきたトレンチコートには、柔らかい素材を採用するなど、カジュアルながらも品のある素材選びで過去のコレクションを踏襲しながら、ブランドの新たな表情をみせた。

関連記事

KEISUKEYOSHIDA

2025 AUTUMN WINTERファッションショー

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

■池田ハリス留美子
1998年にキャリアをスタートし、化粧品メーカーでの経験を経て2002年にM·A·Cに入社。表参道ヒルズ店で店長を務めた後、2007年に渡米しメイクアップアーティストKABUKIに師事。2009年からはNYのM·A·C PRO SHOW ROOMで活動。2014年に日本のM·A·Cシニアアーティストに就任。NY、パリ、ミラノなど世界のファッションシーンで活動し、個々の魅力を引き出すメイクを追求している。

?? 今回のヘアメイクのテーマやポイントを教えてください。

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

 コレクションのテーマが「現実と孤独」だと伝えられ、まず「孤独」を表現する上で、メイクでは繊細さを意識してテクスチャーにこだわりました。いかにも何か塗っているような感じではなく、薄く広げて肌に溶け込ませ一体感を演出しました。素肌との境目がわからないように仕上げることで、デリケートな印象を感じてもらえればと思っています。

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

 そして「現実」を表現する上で、ツヤ感を重視しました。作りモノのようなツヤではなく、内側からにじみ出るようなリアルさを追求しています。M·A·C「ストロボクリーム」の「ブロンズライト」をベースとして顔全体に広げ、上品でエフォートレスな透明感のある肌に仕上げています。

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

??ベースメイクはリアル感を意識したとのことで、ポイントメイクはいかがでしょうか?

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

 ポイントメイクも同様に、ナチュラルを意識し、なめらかなグラデーションで肌との一体感が生まれるように作りました。アイテムは、リキッドチーク「ストロボ ビーム リキッド ブラッシュ」のベージュカラー「スターライト」を使用し、頬骨にのせ、表情に立体感を持たせています。目元には色を使わず、「M·A·C スタック エレベイテッド マスカラ」(5月16日発売)でしなやかかつ繊細でありながら、ドラマティックなまつげに仕上げました。

??唇にも色をのせていないように見えます。

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

 リップは、トレンドでもあるヌーディリップに仕上げました。赤みを抑えたメイクにしたかったので、「マキシマル シルキー マット リップスティック」のヌードカラー「625 フォリオ」を使用し、血色感をなくすことで無機質さや孤独感を表しています。

??一方で、鮮やかなリップを塗ったモデルもいますね。

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

 そうなんです。31人いるモデルのうち3人だけ「603 ディーバ」という深みのあるバーガンディカラーのリップを使いました。「現実と孤独」という一見悲しいテーマでも、自分の中にある芯の強さを表現するためです。口元こそが心の中を映し出していると私は感じています。

 また、このカラーを使うことで、ショー全体で見た時に強弱が生まれるようにしています。デザイナーとも相談しながら、ルックやモデルに合わせてこのリップを塗る3人を選びました。

???今回のメイクを日常に取り入れるためのアドバイスを教えてください。

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

 今回のメイクはどこを切り取っても真似しやすいので、このままコピーできると思います。特に今の季節は、みずみずしい薄肌メイクがおすすめ。下地、ファンデーション、コンシーラー、パウダーとメイクの工程を全て踏むのではなく、少し抜け感を持たせてみるのがいいと思います。例えば、気になる部分だけをコンシーラーでカバーし、頬骨にストロボ ビーム リキッド ブラッシュをのせて、自然な血色感やツヤをプラスする。そんなエフォートレスなメイクにトライしてみてほしいです。

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

(編集:上玉利茉佑)

最終更新日:

ADVERTISING

Image by: FASHIONSNAP(Ippei Saito)

現在の人気記事

NEWS LETTERニュースレター

人気のお買いモノ記事

公式SNSアカウント