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ノワール ケイ ニノミヤが初の東京ショー、身近にあるものを「自分たちの手で変えていく」

noir kei ninomiya 2021年春夏コレクション

Image by: FASHIONSNAP

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ノワール ケイ ニノミヤが初の東京ショー、身近にあるものを「自分たちの手で変えていく」

noir kei ninomiya 2021年春夏コレクション

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 2月末発表の2020-21年秋冬コレクションでパリコレの公式スケジュール入りした「ノワール?ケイ?ニノミヤ(noir?kei?ninomiya)」。続く今シーズンの舞台は東京へ。10月19日午後に、南青山のコム?デ?ギャルソン本社でフロアショーを開いた。二宮啓の物づくりの姿勢は変わらないが、2021年春夏コレクションは力強さだけではなく、野花の命を宿したような優しさが同居するクリエイションを見せた。

 毎回特定のテーマは設けず、常に「新しさ」を追い求め続けている二宮。今回は、全く見たことがない新しさではなく身近にある素材を用いながら、アイデアや発想とハンドワークによって新しく変換していくことに取り組んだという。

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 ファーストルックのミニドレスは、大小のビーズをネット状につなげた作りで、服のベースとなる骨組みは内側のチェーンのみ。削ぎ落とされたデザインから、徐々にチュールやレザーなどが重なり、フォルムを形成していく。

 序盤はノワール?ケイ?ニノミヤの代名詞でもある黒一色で、中盤からは淡いピンクが混ざる。徐々にピンクが黒を侵食し、リボンで覆い尽くされたルックも。終盤は白からアイスブルーまで色彩を展開し、ラスト2ルックはボディパーツから伸びる細いワイヤーに無数のアクリルパーツを装飾。シャラシャラと音を立てながら、淡い光を反射した。

 ヘッドピースは、2018-19年秋冬コレクションからショーで起用しているフラワーアーティスト東信が手掛けた。根がついたままの草花が無造作にリボンでくくられた様は、野山で摘んだばかりの花束のよう。花のモチーフが施されたシューズは、先シーズンに続き「チャーチ(Church's)」とコラボレーションしている。

 ショーの後、コロナ禍での進行となったコレクション制作について「明るい気持ちを服に込める、あるいは我々のやってきた物づくりを続けていくことを考えた」と振り返った二宮。初めて東京で開くショーでもパリコレと同様に、できるだけフィジカルで人の目の前で見せることを念頭に置いた。「エネルギーを感じるもの、気持ちが前向きになるものを」という普段よりも感情に寄り添ったアプローチで、身近なものを見つめ直しながら「自分たちの手で変えていく」という思いを込めたという。

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2021 SPRING SUMMERファッションショー

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