
ヴァレンティノ 2025年春夏オートクチュールコレクション
Image by: VALENTINO
昨年10月、メンズウィメンズ合同ショーでデビューを飾ったアレッサンドロ?ミケーレ(Alessandro Michele)による「ヴァレンティノ(VALENTINO)」。それはミケーレの美学が歴史あるブランドにもたらした変革と、その方向性を提示するものだった。
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そして今回のオートクチュールは、ミケーレのヴァレンティノとして初であり、ミケーレ自身としても初めて手がけるオートクチュールになった。誰も見たことのないミケーレの創造性がどのように表現されるのか、クチュールウィークの目玉として、ファッション界の目は一斉に彼のコレクションへと注がれた。
コレクションの名は「Vertigineux(眩暈)」。会場に足を踏み入れたゲストたちに渡されたのは、厚さ1センチを超えるA4コピー用紙の束だ。そこにはイタリアの作家 ウンベルト?エコー(Umberto Eco)の著作「無限なるリスト(The Infinity Of Lists)」からの引用とともに、ミケーレ自身の"リスト"への関心が綴られていた。このリストは単なる言葉の羅列ではない。彼の頭の中で渦巻くインスピレーションの源泉、文化史の断片、そしてコレクションを紐解くための地図でもあった。
劇場のように仕立てられた会場にて、カーテンの向こうに隠された舞台へと観客たちは視線を向けながら開始を待つ。幕が上がると、舞台奥の巨大なスクリーンに無数のワードが右から左へと流れていく。これはルックに関する情報や、それを連想?表現する言葉のリストだ。その過ぎゆくリストと共に、モデルは舞台を横切っていく。
そのリストを見ると、ファーストルックは1992年春夏のヴァレンティノ?オートクチュールからの引用であることがわかる。1300時間の手作業を要したそのドレスは、円錐型のシルエットに仕立て上げられた。(シェイプはバレンシアガ(BALENCIAGA)の2020年春夏に登場したドレスを思わせるが、実はデムナ自身もこのショーを見守っていた。二人のデザイナーが2021年秋冬にそれぞれのメゾン——グッチとバレンシアガ——で互いを"ハッキング"し合った記憶が蘇る)

中世の修道女、マリー?アントワネット(Marie Antoinette)、クリノリン(スカートを膨らませるために発明された下着)、燕尾服、部族のような衣装まで、歴史を深掘りしたインスピレーション群は圧巻。ミケーレは「クチュールでは、以前は考えもしなかった生地や技術を使うことができた」と語っており、その創造力が存分に発揮されているのがよくわかる。細部まで作り込まれた造形はどれもユニーク。過去のコレクションからの引用や、昔ヴァレンティノのショーに登場したモデルたちも起用し、メゾンの歴史へのリスペクトも忘れなかった。














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